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【市長戦略最前線】採用への想いと職員の声(後編)


裾野市が取り組む「採用の強化」について、職員のインタビューを紹介します。
採用への市長の想いや職員インタビューは【市長戦略最前線】採用への想いと職員の声(前編)をご覧ください。

金融系から転職 室伏仁美(上下水道経営課)

■DATA
名前:室伏 仁美(むろふし ひとみ)
所属:上下水道経営課
キャリア:金融系から転職→税務課→育休→上下水道経営課

室伏さんは、金融系から転職をしてきました。
民間からの転職のモデルとしてだけでなく、子育てをしながらの働き方のモデルとして話を聞きました。

ーー裾野市役所へ転職を決めたきっかけは何ですか?

前職は金融系で地域の営業係をやっていました。
お客さんとすごく近くで接する機会が多かったです。
その時に金融以外の質問を受けることが結構あって、金融以外の方面からもちゃんとお客さんの支援をしたいなと思うようになりました。
前の職場だと実績のためにという部分がちょっとあったのですが、市役所って地域の人のためにっていうのが目的になってるのがすごくいいなと思いました。

ーー公務員と言っても色んな公務員があるのですが、裾野市役所に決めたポイントを教えてください。

金融系で働いていたので金融の知識が少しでも役に立つところがいいなと思いました。
裾野市役所は私の地元であり、遠方への転勤もなく誰かの為に寄り添える仕事であるので受けました。

ーー育休から復帰してフルタイムで働いていますが、子育てと仕事の両立はいかがですか。

最初はすごく大変でした。保育園からの呼び出しがこんなにあるんだと。
ただ、職場の理解があったこと部分休業(※)を取ったことでだいぶ楽になりました。部分休業は有給休暇と違うので「休暇を取る」という心理的なプレッシャーが少ないのが良かったです。

※部分休業制度とは、小学校入学未満の子を養育するため、 1日につき2時間を超えない範囲内で勤務しないことができる制度。

ーー今は部分休業は使っていないのですか。

今は一旦、部分休業をやめて働いてみて、続けるのが難しそうだったら部分休業に戻そうかなと思っています。

ーーフルタイムで働いてみてどうですか?

正直大変です(笑)
部分休業で子どものお迎えに間に合うように1時間の時間短縮をしていたんですが、その分給料も下がるし……。
もうちょっと頑張ろうかなと思って、お迎えは親の支援を受けながらなんとかやっています。

ーー帰宅してからお子さんとの時間を過ごしたりなどやることがたくさんあると思うのですが、仕事とプライベートの切り分けをどういうふうにしていますか。

職場に迷惑かからない程度に定時に仕事を終えることでしょうか。
今の職場はそんなに土日に出ることがないし、プライベートはちゃんと分けられています。

ーー育休から復帰された後とお子さんが産まれる前とでは環境がガラッと変わってると思うのですが、お子さんが産まれてから仕事をする上でのやりがいを教えてください。

部署が変わったり子どもが生まれてからとかで変化はないんですけど、市民の人に「ありがとうって言われるのはうれしい」と思います。
本当に小さなことなんですけど、対応が良かったと感じてくれたことで自分の名前覚えてもらったりしたときなどはすごくうれしい気持ちになりますね。

ーーありがとうございました。

町役場から転職 村岡潤祐(公共施設経営課)

■DATA
名前:村岡 潤祐(むらおか じゅんすけ)
所属:公共施設経営課
キャリア:人口規模5,000人未満の町役場から転職→公共施設経営課

村岡さんは、町役場から転職をしてきました。
行政職から行政職への転職ですが、規模の違う自治体からの転職のモデルとして話を聞きました。

ーー前職から転職を決めたきっかけは何ですか。

子育てですね。
元々私は地元の町役場で働いていたのですが、2人目の子どもをきっかけに妻の実家近くに拠点を置きたいと思っていました。
正直地元を離れる決意をするのにかなり悩みましたが……、仕事より家庭を取った感じです。

ーー転職することは決められたけど、転職先は公務員と民間で悩んだのですか?

正直、悩んでいる場合じゃなかったので、とりあえず転職サービスに登録して、片っ端から探しました。
そしたらですよ「村岡さんに紹介できる仕事はありません」って言われたんです。
前職が公務員だからだそうです。
じゃあ、もう同業他社しかないじゃんってことで探しました。

「果たして僕の能力が通じるのか」みたいな不安はあったんですが、せっかく転職するなら新しいこともいいなみたいな感じでいました。
結果、公務員を3か所受けて2か所から採用をいただきました。

ーー前職はどんな部署にいたのですか。

町役場には9年間勤めたのですが最後の6年間は、裾野市でいうところの人事課、総務課、危機管理課、デジタル部が合体したような部署で、情報システム担当兼選挙担当をやっていました。

ーー裾野市役所で働いて良かったと思う点はありますか。

身近なところだと、上司の山嵜課長のことを良く見ています。 新設された公共施設経営課で初めて管理職として働く山嵜課長が、バリバリ動く姿を見て「すぐに真似したい」と思いました。
私の今年度の目標は、公共施設経営課に貢献することしています。
考え方やデスクの周りの環境を色々な人、特に山嵜課長から盗むことにより達成したいなと思っています。

あと、入庁して1年経っていないのにどんどん職場環境がデジタル化していくのがとても楽しいです。
公務員の通例に縛られないというか、時代の変化に対応しようとする雰囲気を感じます。

ーー前職が公務員だから感じるプレッシャーってありましたか。

もともと町役場から町役場という感じの転職を想定していたので、そもそも市役所を選択したときからプレッシャーはありました。
どうしても町役場規模だと各担当の業務が広く浅くになりがちで、市役所で求められているレベル感の仕事を遂行できるのかという漠然とした不安はありました。

加えて経験者ってどのぐらいのレベルを求められているのか分からなかったですし、入庁したときに新卒よりも職階が上からのスタートじゃないですか。 しっかりやらないと「あいつ、何」みたいになっちゃうプレッシャーはありましたね。
とはいえ、今までかなり広範囲の業務を遂行してきたので、「もしかしたら今までにはない形で組織に貢献できるかも」というワクワク感もあったりします。
プレッシャー半分、ワクワク感半分といった感じですね。

ーー前の職場と比べて職場の環境はどうですか。

組織が大きい分、相談できる人が多いということが非常に助かっています。前職での情報担当はなかなか内部では相談が難しいこともあり、働きやすさで言えば働きやすくなっていると思います。

ーー休日はどのように過ごしていますか?

今は静岡県東部を子どもと一緒に色んな公園に繰り出して遊んでいます。せっかく富士山の見えるところに住んでいるので、色んなイベントに子どもと一緒に参加できたらなと思っています。

最後に

2回に渡りお伝えした、「裾野市職員の採用への想い」はいかがでしたか。
採用サイトにありがちなタテマエのインタビューではない、生の声を届けようという趣旨で記事を書きました。

裾野市役所は、正規職員約400人の小さな市役所です。
顔が見える関係だからこその魅力があります。

私たちと一緒に「日本一市民目線の市役所」「人と企業に選ばれるまち」に挑戦しましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。


この記事を書いた人

■今野功一
情報発信課で広報を担当しています。
裾野市の歴史を残す1枚を撮るために、シャッターを切りまくります。

 ■小河素美
人事課で採用を担当しています。
一緒に挑戦する仲間を増やしたいです。


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